活動レポート
2019年12月17日瀬戸内助成
Vol.08 直島の特産品を開発しよう!(直島いちじくプロジェクト)の活動紹介
■直島いちじくプロジェクトについて島内にある荒れ果てた休耕地を再生し、直島の新たな特産品として、いちじくを栽培、ブランド化を目指しています。育てたいちじくを島内飲食店で使用してもらい、世界中からやってくる観光客へ直島いちじくを提供し、直島の新たな魅力を創造します。
Instagram: https://www.instagram.com/naoshima_fig
■ワークショップを通じた地域の巻き込み
今年2月にいちじくの挿し木ワークショップが直島島内のいちじく畑で開催されました。いちじく畑は元は竹林が広がる場所で、メンバーが開墾するところから始めたそうです。ワークショップの参加者は島内より老若男女合わせて20名弱ほどが集まり、香川県東讃農業改良普及センターより講師の先生をお迎えし実施されました。いちじくは発根がしやすく、挿し木成功率も90%以上と非常に高く、家庭菜園でも簡単に育てられるものだそうです。小さなお子さんも参加されており、興味深く挿し木のプランターを作っていました。いちじくのブローチなどをすでに試作で作成しており、ブランド化のためのグッズ展開も進めているようでした。
いちじくプロジェクトは、他にも畑のケージづくりを「DIY CAMP」としてワークショップ形式で実施したりと、ワークショップを通じて地域を上手く巻き込みながら活動しているのが印象的です。
挿し木ワークショップの様子
■いちじくが実るまでの道のり
今年の夏秋の台風被害で葉擦れがおき、挿し木の成長が心配されましたが、11月のいちじく畑では、人の背丈を超えるほどの高さにまで成長していました。挿し木で育ったものから選定し、うち9本を2月下旬から3月上旬ごろに畑に植え替えするそうです。また、コミュニティスペースとしての小屋づくりも進めており、いちじくやコミュニティスペースを利用しどのように直島いちじくをブランド化していくのか、今後の活動に期待したいと思います。
人の背丈以上に成長したいちじく