助成団体一覧

2022年度 地域振興助成「アートによる地域振興助成」「瀬戸内海地域振興助成」の採択事業が決定しました。

公益財団法人 福武財団は、活力あふれる個性豊かな地域社会の実現と発展に寄与することを目指し、「地域振興助成」として2つの助成プログラムを実施しています。
この度、厳正な審査の結果、「アートによる地域振興助成」ならびに「瀬戸内海地域振興助成」の採択事業が決定いたしましたので、お知らせいたします。

    採択事業1.アートによる地域振興助成(事業助成)

  • No. 1

    事業名
    葦の芸術原野祭
    団体名
    葦の芸術原野祭実行委員会
    代表者名
    川村 喜一

    葦の芸術原野祭実行委会は知床に移住した現代美術作家や地域住民、当地で継続的な創作・研究活動を行う多領域の表現者からなり、地域文化の再発見と新しい価値の創出を目的とした「葦の芸術原野祭」を 2021 年 8 月に初開催。芸術祭の開催そのものを文化振興の創造的行為と捉え、アーティストと地元協力者が垣根を越えて一体的な企画運営を行うことで、真に内発的な地域芸術祭の継続を目指している。

    活動地域
    北海道 斜⾥町(知床半島)

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  • No. 2

    事業名
    白老文化芸術共創 - ROOTS & ARTS SHIRAOI - 2022
    団体名
    白老文化観光推進実行委員会
    代表者名
    熊谷 威ニ

    白老の土地・周辺地域の風土や歴史軸、人々の暮らし・営み、伝承といった多様な文化資源〔=ROOTS〕を、フィールドリサーチや住民とのコミュニケーションを通して、その再発見・再評価・再構築の行為の中から新たな芸術表現を探求し発表する〔=ARTS〕プロジェクト。多様な第三者・来訪者が白老を巡り、土地の記憶や息づく文化を体感するアートツーリズムを目指す。

    活動地域
    北海道 ⽩⽼町

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  • No. 3

    事業名
    北奥の F"UNKASAI
    団体名
    株式会社風景屋
    代表者名
    小林 徹平

    風景屋は「素敵な風景を見つけること/つくること/育てること/仕組みづくること」を理念に、その地域がその地域らしく続いていくために必要なことを追求し、計画設計、イベント・勉強会等各種活動の企画運営を行なっている。十和田湖畔休屋地区において地域課題となっている“廃屋商店”を改修し、中長期滞在専用のゲストハウス兼コワーキングスペース「yamaju」を 2019 年 6月に開業。2022 年度に第 1 回「北奥の F"UNKASAI」(読み:ホクオウノブンカサイ)を開催予定。

    活動地域
    ⻘森県⼗和⽥市、秋⽥県⿅⾓郡

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  • No. 4

    事業名
    River to River 川のほとりのアートフェス 2022
    団体名
    ya-gins
    代表者名
    石井 隆行

    群馬県前橋市の中心市街地に流れる広瀬川と馬場川。私たちにうるおいと豊かな景観とともに、多くのインスピレーションをもたらしてくれる。2022 年に第2回を開催する「River to River 川のほとりのアートフェスティバル」では、2 つの川の流域にあるアートスペースや歴史的建造物などの拠点で展覧会や関連イベントを行う。アーティストによる多様な作品を通して、川からもたらされるもの、つなぐものを可視化していく。

    活動地域
    群⾺県 前橋市

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  • No. 5

    事業名
    クロスプレイ東松山
    団体名
    医療法人社団保順会
    代表者名
    辻 守史

    医療法人社団保順会と一般社団法人ベンチの共同事業。埼玉県東松山市内に移転新築される高齢者福祉施設に宿泊・創作できる常設のアーティスト・イン・レジデンス機能を設置。アーティストによるワークショップや作品創作を中核としながら、地域の文化・福祉施設等でのアウトリーチや、リサーチを通じた住民との交流機会、作品発表を行う。また地域の様々な人や団体と連携した、有機的なネットワーク構築にも取り組む。

    活動地域
    埼⽟県 東松⼭市

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  • No. 6

    事業名
    原泉アートデイズ!2022
    団体名
    原泉アートプロジェクト
    代表者名
    羽鳥 祐子

    静岡県掛川市北部に位置する中山間地、原泉地区を舞台に、アーティスト・イン・レジデンスを主軸としたアート活動を通して地域の魅力を再発掘し、地域レベルのサステナビリティの実現を目指すプロジェクトです。12~13 組の国内外のアーティストが地域全体を使って滞在、作品制作、発表する展覧会「原泉アートデイズ!」を毎年開催。使われなくなった空き施設を活用し、創作活動のプロセスを支援する環境を整えている。

    活動地域
    静岡県 掛川市原泉地区

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  • No. 7

    事業名
    紀南アートウィーク 2022
    団体名
    紀南アートウィーク実行委員会
    代表者名
    藪本 雄登

    和歌山県紀南地域の歴史文化や風土を再発見・再整理し、その価値を紀南地域から全世界に発信することを目的に、2021 年に芸術祭「紀南アートウィーク 2021」を開催。2024 年の芸術祭の開催に向け、2022 年は紀南地域の特産品である「みかん」をテーマとしたプロジェクトを実施。地域でのリサーチを中心に、農業・食・哲学・文学・神話・経済などの様々な角度から、みかんの解像度を高める試みを行っていく。

    活動地域
    和歌⼭県 有⽥川町、上芳養町

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  • No. 8

    事業名
    熊本地震で損壊した田中憲一作品を修復して御船地域の文化復興を牽引する事業
    団体名
    熊本地震 田中憲一の画を救う会
    代表者名
    渡邊 秀和

    平成 28 年熊本地震で被災した田中憲一(1926-1994)の作品を救出・保存・修復し、地域の芸術文化資源を継承していくために、御船町住民を中心に結成。熊本県立美術館で地元出身美術家の調査をして来た研究者と熊本出身の絵画保存修復家が、震災直後からプロジェクトに加わり、公開での修復展や御船地域で育った美術家の学習会等を継続し、芸術文化を再発見し誇りとする地域振興を果たそうと活動している。

    活動地域
    熊本県 御船町
  • No. 9

    事業名
    イミグレーション・ミュージアム・東京(通称:IMM)
    団体名
    特定非営利活動法人 音まち計画
    代表者名
    岡部 修二

    美術家の岩井成昭が主宰する「イミグレーション・ミュージアム・東京」(2010 年~現在)は、地域に居住する海外ルーツをもつ人びととの交流を通じて企画されるアートプロジェクト。地域に暮らす彼/彼女らの生活様式や文化背景を紹介するとともに、それらが日常の中で変容していく諸相を「適応」「保持」「融合」という3つのキーワードから探る。多文化社会を知り、考え、参画していくためのプラットフォームの形成を目指す。2022 年度は従来の活動に加え、足立区内の小学校へのアウトリーチ事業を深める。

    活動地域
    東京都 ⾜⽴区

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  • No. 10

    事業名
    UNMANNED 無人駅の芸術祭/大井川
    団体名
    特定非営利活動法人クロスメディアしまだ
    代表者名
    大石 歩真

    2012 年法人格取得。「地域情報支援」として地域情報誌の発行(毎月 5 万部)、「社会教育支援」としてこどもわくワークの開催、ICT、IoT による人材育成支援、「中間支援」として市民活動センターの運営、コワーキングスペースの運営、「アートによる地域づくり」として UNMANNED 無人駅の芸術祭/大井川の運営を行う。多様な価値を認め合うクリエイティブな地域社会の実現を目指し、各事業を遂行している。

    活動地域
    静岡県 島⽥市及び川根本町

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  • No. 11

    事業名
    MAT, Nagoya 2022 地域交流プログラム
    団体名
    Minatomachi Art Table, Nagoya
    代表者名
    吉田 有里

    Minatomachi Art Table, Nagoya[MAT, Nagoya]は、2015 年より名古屋港エリアを舞台にまちづくり団体と協働するアートプログラム。現代美術の展覧会、滞在制作を行う「スタジオプロジェクト」、ワークショップなど地域との交流を目的とした様々な企画を実施しています。美術、音楽、デザイン、建築などの分野を横断し、人とまちが関わり、作品が生まれる場づくりを実践している。

    活動地域
    愛知県 名古屋市港区名港

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  • No. 12

    事業名
    高見島プロジェクト 2022
    団体名
    高見島プロジェクト
    代表者名
    内田 晴之

    京都精華大学有志が組織する高見島プロジェクトを中心に、2013年より継続的に高見島を舞台に瀬戸内国際芸術祭に参加している。時代の流れに翻弄される地域にあって、その歴史、文化に敬意を払った作品展開を心がけている。誰も住まなくなった集落、そこに残る塩飽大工が作ったであろう古民家を修理、改修して作品展示の場所とし、高見島に残る古く美しい景観を守って行きたい。

    活動地域
    ⾹川県 多度津町⾼⾒島

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    採択事業2.瀬戸内海地域振興助成

  • No. 1

    事業名
    地域を知り、地域に誇りをもつ「ジオクルーズ」の開発
    団体名
    讃岐ジオパーク構想推進準備委員会
    代表者名
    長谷川 修一

    香川大学公開講座の受講生有志によって発足した団体で、大地の成り立ちから地域のことを学ぶことのできるジオパークに香川全域が認定されることを目指している。香川大学で認定された「讃岐ジオガイド」は、讃岐ジオパーク構想推進準備委員会の中心的メンバーとして現在、香川大学公開講座「ジオガイドが案内する讃岐ジオサイト探訪」でのガイド役、香川県発刊「てくてくさぬき」でのジオツアー等ボトムアップの活動を行っている。

    活動地域
    ⾹川県 ⾹川県全域

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  • No. 2

    事業名
    古民家転生:塩江の生きたアーカイヴを体験できる宿泊施設事業
    団体名
    一般社団法人トピカ
    代表者名
    立川 淳

    塩江町の町おこし団体として、地元住民、地元観光協会や県内外の団体と協力しながら塩江町内の活性化を行っている。特にコンセプトとして「幸福なダウンサイジング」を掲げ、地元住民が人口減や経済的縮小を自発的に受け入れ、それを逆手に取った柔軟で結束の強いコミュニティ作りを行っている。また、安定した経済基盤を得るための観光事業、一次生産も行っている。

    活動地域
    ⾹川県 ⾼松市塩江町

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  • No. 3

    事業名
    神社を拠点とした古き良き風習と共に育てる地域コミュニティーきずな構築プロジェクト
    団体名
    小豆島夏詣運営委員会
    代表者名
    大和 美祈

    夏詣を通し、夏越しの大祓や形代流し等の古き良き日本の風習を復元し、延いては当地に地域統合の象徴とある秋の太鼓まつりの継承・継続を推進することを目的としている。あらたな習慣を取り入れながら不易流行とし、受け継がれるべく伝統文化を繋ぎ、地域コミュニティを活性するための活動の検討を行っている。

    活動地域
    ⾹川県 ⼩⾖島町・⼟庄町

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  • No. 4

    事業名
    瀬戸内海の離島集落における「生きた景観づくり」~ 空き家の活用と男木島らしい景観継承に向けた情報分析と発信
    団体名
    安部良アトリエ一級建築士事務所
    代表者名
    安部 良

    2009 年から男木島集落の景観・家屋の調査を継続して実施。空き家実測調査をはじめ、ワークショップや座談会の企画・運営などを通じ、伝統と現代的なライフスタイルが補完し合う「生きた景観づくり」に取り組み、男木島における集落存続の可能性や移住の動向等について、先行研究や全国の事例を参考にしながら考察を行なっている。

    活動地域
    ⾹川県 高松市男⽊島

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  • No. 5

    事業名
    道西喜代吉氏画集展覧会
    団体名
    真鍋島公民館自主講座(真鍋島歴史文化研究会)
    代表者名
    武井 優薫

    地域住民を交えての座談会、聞き取り調査、集落散策や山道整備といったフィールドワークなど、真鍋島の歴史と文化に関するさまざまな取り組みを進めている。2022 年度は、島の古老(故人)の手による見事な歴史民俗絵図を広く内外に周知し、真鍋の記憶を未来へと継いでいきたいとの想いから、小さな展覧会を企画していく。

    活動地域
    岡⼭県 笠岡市真鍋島
  • No. 6

    事業名
    小林和作旧居再起動計画+
    団体名
    NPO法人尾道空き家再生プロジェクト
    代表者名
    豊田 雅子

    2007 年尾道中心市街地に数多く存在する空き家を再生し、新たな活用を模索するため団体発足。以降、尾道空き家談議、尾道建築塾、再生合宿など多彩な事業を行いつつ活動を展開。2008 年にはNPO 法人化し、2009 年には「尾道市空き家バンク」事業受託を開始。これまで、尾道ガウディハウス、あなごのねどこ、みはらし亭、松翠園大広間など空き家約 20 軒を再生、空き家バンクのマッチングは 130 件以上で地域再生に広く貢献している。

    活動地域
    広島県 尾道市

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  • No. 7

    事業名
    瀬戸内海の景観と良好な環境を保全し創造する、空き倉庫地活用の「海の design コミュニティ」プロジェクト
    団体名
    UME プロジェクト
    代表者名
    林 秀俊

    「誰でも来られる地域の居場所」づくりを空き家利活用で活動する団体を 2019 年 11 月に発足。2020 年 10 月より再生リノベーションを行う。ワークショップも開催(2020 年 3 月の 2 日間の延べ75 名の参加)2021 年 4 月末で再生事業を完了(総額 800 万)2021 年 5 月より「居場所」を開設・運営。教育機関や他団体と連携し、地域の子どもの情報を共有しながら活動。フードバンク事業も行う。学習支援も昨年度より実績あり。

    活動地域
    広島県 尾道市浦崎町

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  • No. 8

    事業名
    みんなの海シアター
    団体名
    一般社団法人あみだす
    代表者名
    橋本 康太

    三原市という地域に存在する様々な課題を、「ヒト・モノ・コト」を掛け合わせながら、解決していく事業を展開している。そのうちの一つが「バリアフリービーチ in 三原」である。すなみ海浜公園のバリアフリー環境を活用し、障がいがある方にも海を気軽に楽しんでもらえるよう、取り組んでいる。「海」という選択肢が、誰にとっても当たり前になることを目指すとともに、誰もが暮らしやすい街づくりを推進していく。

    活動地域
    広島県 三原市

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  • No. 9

    事業名
    上島町における「空き家の利活用による移住促進」を主な事業内容とする NPO スタート アップ
    団体名
    特定非営利活動法人かみじま町空き家よくし隊
    代表者名
    川畑 良文

    上島町でも、多くの空き家が存在し、今後も増加すると予想されている。その一方で、上島町には「移住希望者に紹介できる住居が少ない」という課題がある。当法人は、利活用可能な空き家が老朽化・廃屋化することを抑止し、整備し移住希望者へ貸し出すことを通して、上島町への移住・定住を促進し、地域コミュニティを維持して町の活性化に貢献することを目指している。

    活動地域
    愛媛県 上島町

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  • No. 10

    事業名
    レモンチェッロ酒造でつなぐウィズコロナ時代の観光構築
    団体名
    株式会社瀬戸内ジャムズガーデン
    代表者名
    松嶋 匡史

    瀬戸内の島、周防大島にあるジャム造りを中心とした 6 次産業の会社。連携農家は 58 軒におよび、フェアトレードを重視。年間 8万人が来店する島の観光スポットとなっている。自社事業以外にも、行政と連携し島へのUI ターン者を応援する取り組み「島くらす」を主催、お寺と連携した島の空き家対策、事業者連携による観光商品づくり、地域教育への参加など、多様な連携によりに持続可能な地域づくりに取り組んでいる。

    活動地域
    ⼭⼝県 周防⼤島町

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