アートによる地域振興助成 募集要項

現代アートのもつメッセージ性を軸としながら、地域住民や行政と協働し、その土地の独自性を生かした地域文化の振興に資する事業を助成対象としています。日本国内におけるアートプロジェクトの立ち上げと継続的発展を目的として助成をしています。

2026年度助成の公募説明会は9月下旬に予定しております。詳細は別途発信いたします。 

2026年度アートによる地域振興助成 募集要項

募集要項のPDFはこちらからダウンロードしていただけます。 

2026年度助成の申請を検討される皆様へ

 

この度、2026年度助成ではプログラムの枠組みを変更いたします。応募区分を従来の当財団の助成実績の有無での区分ではなく、活動経歴によって区分けをいたします。福武財団は民間助成団体ならではの柔軟性を生かし、成功像が見える事業ではなく、立ち上げ間もないが今後の可能性を秘めている事業や、挑戦的な試みを支援していきたいと考えています。この想いから「スタートアップ申請者」の枠組みを設置いたしました。しかしながら、地域振興は短期間で成し遂げられず、長期的な地域との関わり合いが必要となることは否めません。このようなセカンドステップに差し掛かった事業をより継続・発展させたい方にむけて「一般申請者」を設置いたしました。本助成プログラムは単年度ですが、長期的な事業の中の1年として、活動の一助になればと考えています。福武財団は、助成金以外に助成者に対して様々な活動支援プログラム(フォローアップ)を用意しており、それぞれの枠組みに応じた支援を実施してまいりますので、事業の立ち上げ・発展のタイミングに合わせて、適切なプログラムへご応募ください。現代アートの持つ可能性を軸に地域と関わり、地域課題を捉え、実現性も兼ね備えた事業を期待しております。 

募集概要

助成対象 日本で実施される事業で、以下の要件を満たすもの
  • ○現代アートに代表される新しい表現方法を用いた事業であること
  • ○歴史・地理・風土・民俗など、地域資源を活かした事業であること
  • ○地域の振興・発展に資する事業であること
  • ○地域住民と協働で行っている事業であること
  • ○継続性かつ発展性のある事業であること
  • ○営利を目的としない事業であること
  • ※個人の作品の展示など、個人的な活動は対象外です。

応募資格 対象事業:個人、非営利団体(営利団体でも非営利事業であれば可)、当財団において適当と認める団体・機関
[助成回数の制限]助成回数は通算5回まで。※2019年度より適用
応募資格の区分 申請される事業の活動年数により、区分が異なります。
申請される団体・個人がどちらの区分に当てはまるか、ご確認の上、ご応募ください。

A.スタートアップ申請者
申請する事業を開始して概ね3年未満の団体・個人
B.一般申請者
申請する事業を開始して概ね3年以上の団体・個人
  • ※上記区分けに当財団の助成実績は問いません。

  • ※メンバー構成、事業内容などの条件から事務局で判断し、区分変更や助成回数の制限でご辞退をお願いする可能性があります。

  • ※団体の活動年数ではなく、申請する事業の活動年数でご判断ください。

  • ※ご自身での判断が難しい場合は事前に当財団にご相談ください。

  • 助成総額 2,000万円
    助成金額のめやす 1件当たり、50万円~上限300万円まで

    ※上記をめやすに、事業規模に応じた金額を申請してください。

    助成件数 10~15件程度を予定
    助成期間 単年度(2026年4月1日~2027年3月31日)

    応募方法

      
    受付期間
    2025年10月1日(水)~2025年10月31日(金)23時59分 締切厳守

    ※電子メール、郵送、ご来所、FAXによる応募は受け付けておりません。 
    ※不明点がありましたら当財団までご連絡ください。 
    ※応募締切(2025年10月31日23時59分)の直前は、回線が混雑し送信できない可能性がありますので、時間に余裕を持ってご応募ください。締切直前の回線トラブル等の理由による特別受付はいたしかねます。

    応募方法
    提出書類 申請書(団体プロフィール、事業計画、予算等を記入したもの)

    申請書サンプルはこちら

    ※(参考)昨年度の申請書サンプルを掲載しています。2026年度助成申請書は現在準備中です。

    応募手順 ①メールアドレスの登録
    応募フォームボタンよりアクセスし、応募用のURLを取得してください。
    ※メールアドレスの用意が必要です。

    応募フォームはこちら     ※2026年度助成応募フォームは現在準備中です。


    ②申請書類の作成
    メールにあるURLよりアクセスすると申請書作成フォームが表示されます。フォームに沿って必要事項を入力し、申請書類を作成してください。申請書類は作成の途中で一時保存が可能です。

    ③申請書類の確認
    作成いただいた申請書はPDFにしてダウンロードすることが可能です。提出前にPDFにて再度ご確認の上、記入内容にミスがないことを確認してください。

    ④申請書類の提出
    申請書類が完成したら、応募期間内に「提出」ボタンを押し、提出してください。一度提出されますと、申請書類の変更はできませんので、提出前に必ず内容をご確認ください。

    選考について

    助成事業の選考委員会において厳正に選考し、当財団の理事会で承認を得て決定します。選考のプロセスは下記の通りです。いずれの申請区分においても同様の選考方法です。

    選考方法 1次選考:書類選考
  • ※1次選考通過者には、12月下旬に2次選考の日時・場所をお知らせします。


  • 2次選考:プレゼンテーション選考
  • ※事業内容についての発表と選考委員による質疑応答を対面、もしくはオンラインで実施します。

  • ※当財団の助成を受けたことがある事業は、助成終了時に提出いただいた成果報告書、提出資料などで事業内容の把握をいたします。把握できないときに限り、プレゼンテーション選考や質問紙による追加の質問等を実施いたします。

  • ※対面で実施する場合、選考会場までの交通費(実費)は当財団が負担します。

  • ※2次選考を欠席した場合は、助成を受けることができません。

  • 選考結果の通知 メールにて通知
    1次選考結果:2025年12月下旬
    2次選考結果:2026年2月中旬

    選考の観点

    以下の観点をもとに選考いたします。
    1.当財団の助成趣旨と合致しているか
    2.応募資格を満たしているか
    3.助成対象事業として期待できるか
    4.1~4を踏まえて以下のような選考観点を重視します。

    (プログラムごとの項目と共通項目があります。)
      
    A.スタートアップ申請者 B.一般申請者
  •  当財団は、民間助成団体の特性を活かし、地域で行われている最前線の活動や萌芽的な事業を応援していきたいと考えています。立ち上げ間もない事業やスタートアップの事業にみられる、挑戦的な試みを評価します。事業の立ち上がりの渦中にありながら、中長期的に地域が良くなっていく可能性がある事業かどうかを重視いたします。
  •  事業をより継続・発展させていくために、今までの活動が積み重なり、次の展開が見えてきているかどうかを見ます。また、事業を継続・発展するための意思があり、計画や組織体制に反映する見通しがあるかどうかを重視します。
  • A.スタートアップ申請者/B.一般申請者 共通項目

    ■地域課題を捉え、地域課題の解決に向かうために、アートを用いた創造性に富んだ方法論を持ち、地域の様々なステークホルダーと関係性を築き、地域へとインパクトを与えられる事業内容であるかを重視いたします。
    ■事業計画の実現性にリアリティがあり、実行していくための運営体制があるかを重視いたします。

    助成決定(内定)後のこと

      
    助成金の交付 採択内定となった個人・団体には助成金交付に必要な書類をお送りいたしますので、期日までに提出ください。3月の当財団理事会承認後、正式な採否をメールで通知し、2026年3月末日までに助成金を指定口座に振り込みます。
    助成決定者の義務 ①活動成果の報告
    助成期間終了後、成果報告書と会計報告書を提出してください。報告書類の提出方法は助成開始後、改めてご案内いたします。

    ②中間報告会・成果報告会への参加
    当財団が主催する、該当年度に助成を受けた個人・団体が集い、相互交流と活動ノウハウの交換を目的とした中間報告会(2026年度開催予定・任意参加)、成果報告会(2027年度開催予定・必須参加)へ参加してください。

    ③当財団の助成による事業の広報(チラシ、パンフレット、WEB)や活動記録には必ず当財団の助成を受けていることを明記してください。
    ※採否の理由についての照会には回答いたしかねますので、ご了承ください。

    スケジュール

                                           
    2025年
    ~10月31日 募集に関するお問い合わせ期間
    10月1日~10月31日 応募受付期間
    12月上旬 1次選考(書類選考)
    12月下旬 1次選考結果通知 ※新規申請者のみ
    2026年
    1月下旬 2次選考(プレゼンテーション)※新規申請者のみ
    2月中旬 2次選考結果の通知(助成者内定通知)、諸手続き
    3月上旬 当財団理事会にて助成者の承認
    3月下旬 助成金のお支払い
    4月1日~2027年3月31日 2026年度 活動実施期間
    夏~秋頃 2025年度成果報告会  ※任意参加
    2027年
    5月中旬 成果報告書・会計報告書提出
    夏~秋頃 2026年度成果報告会  ※必須参加