島で働く人たち
( VOICE )S.Iさん(美術館運営・地域支援部 直島セクション)
/ 財団での職歴 /
- 2017年
- 入社 犬島 運営
- 2018年
- 犬島精錬所美術館担当
- 2019年
- 犬島精錬所美術館、犬島 くらしの植物園、犬島「家プロジェクト」運営担当
- 2020年
- 犬島施設担当 直島に異動、地中美術館施設担当補佐
- 2021年
- 地中美術館 施設担当
一人一人の気持ちによりそい、いいチームを作っていきたいです。
Q1)ここで働こうと思ったきっかけを教えてください。
人々の生活と文化をより身近に繋げる仕事をしたいと考えていたことがきっかけです。
大学では日本の祭祀や芸能などを研究するゼミに所属していました。地方には様々な豊かな文化があること、また、一方で10年後それが継続できるか分からないという現状を知り、多種多様な貴重な文化を残していく大切さを学びました。そんな中、福武財団ではアートをはじめとする文化事業と地域振興活動を行っていることを知り、文化と地域振興の両方に関われることに魅力を感じました。生まれ育った東京を離れて生活するなら若いうちにしたいと思い、就職を決めました。
Q2)どんな仕事をしていますか
地中美術館の運営を統括する施設担当をしています。具体的には、年間の事業計画を立案し、それに沿った予算を作成し管理する業務や、お客様や社内外からの多種多様な要望にひとつずつ対応する窓口業務も担っています。また、最も比重が大きいのがメンバーのマネジメントです。職員一人一人に責任をもって仕事を任せたいと考えているので、なるべく最初から最後までトライしてもらえるようにしています。そのためには信頼関係を築き、相談しやすいようにすることが重要です。職員一人一人と向き合うことは大変ですが、メンバーがひとつのことを成し遂げて成長している姿を見るのはすごくやりがいを感じますし、これまで自分が教えていたスタッフが自分と同じ立場で仕事をする存在になるのはとても心強いです。
気持ちに寄り添ってケアをし、いいチームを作りたいと考えています。
Q3)ここで働くことの魅力は何ですか
私は都会育ちだからこそ、こういう場所に来たのは長い人生の見たときにきっと財産になるだろうと感じています。犬島勤務時代には島民のパートの方や、寮近所の集落との関わりの中で、自分にとって全く新しい価値観や時間の感じ方、コミュニティの在り方を知りました。世代を超えて家族のように接してくれる人々との出会いにより、人間としての視野は広がったように感じます。また、はじめて親元を離れての寮での共同生活に不安はありましたが、やってみると楽しかったです。福武財団には自分にとって大事なものがある人が多いのでほどよい距離感で生活できると思います。
Q4)あなたにとっての「 Benesse=よく生きる」とは何ですか?
多くのお客様に出会って学んだことなのですが、歳をとっても好奇心を強く持ち、寛容な心持ちで初めて見たものに対して面白いと言える人はとても素敵だと感じますし、そういう人になりたいです。きっと長く生きていても新鮮な楽しさがあると思うんですよね。それが私にとっての「よく生きる」像です。
( FLOW )一日の流れ
- 9:00
- 出社 受付メール確認、開館準備(お金、受付回り整頓)
- 9:00
- お客様の問い合わせ対応、メール対応
- 12:00
- お昼休憩
- 16:00
- メンバーや他部署との打ち合わせ
- 17:00
- 閉館
- 17:45
- 退勤